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十五夜会2022.09.27デザイン関係者の交流会 第99回十五夜会【ご報告】
アドラインプラスの小野です。
第99回「十五夜会」にご参加いただきまして、ありがとうございました。
先月参加できなかった方もいらっしゃったためか、今回は28名の方にお集まりいただきました。第99回「十五夜会」参加者
・作家 2名
・デザイン制作 8名
・イラスト制作 2名
・カメラマン 1名
・ホームページ制作 0名
・動画制作、映像制作 2名
・その他 13名計28名の内、初参加の方は5名でした。
愛知県で初となるTVシリーズオリジナルアニメ「シキザクラ」の企画と制作を行い
中京テレビさんをメイン局として各地へ放送を行った取締役とその会社でデザインを行なっている方。
動画制作から、グラフィックデザインまでのデザインを行なっている方。
SNSなどでの発信コンサルティング、営業代行などを行なっている方。
映像制作全般でテレビの番組づくりの仕事を行なっている方でした。交流内容
今回のメインゲストは、東海テレビ 制作局 美術部長の山崎孝治さんです。
現在はセットデザインのお仕事をされていますが、中学生の頃から遡ってお話をしていただきました。【 学生時代のお話 】
中学校時代、興味があったのはアニメと音楽。
大好きなアニメは、実物を見なくても描けるぐらいだったそうです。
高校時代には、宮崎駿さんのナウシカに興味を持ち始めたそうです。
その頃、アニメージュに投稿することで様々な資料がもらえるという企画があり、
友人と応募して当時の絵コンテや原画などを貰ったということでした。その後、教育大学の美術科に入学。
夜勤のアルバイトでテロップを書くという仕事をしていたそうです。
夜勤は1人しかいなかったため、「絵を書いて欲しい」「テロップを書いて欲しい」などの要望に応え
時間に追われていたそうですが、何万人もの人がそれを目にしてくれるという事に面白さや喜びを感じて、
テレビの業界に入ることになったということです。【 テレビ局でのセット作りについて 】
次に、テレビ局でのセット作りの流れを教えていただきました。
最初に、ディレクターがどんな番組にしたいかイメージを話すところから始まり、
イメージを形にするため、山崎さんたちがパソコンなどを使って調べたり、模型を作ったりします。
スケッチブック1冊を埋め尽くすほど絵を書いて、念入りに下準備をされるということでした。そこからは、何度か繰り返しやり直しなどを重ね、図面が出来上がるそうです。
その図面を使って、道具を作ってくれる皆様の所に声をかけていくそうです。
制作をする上で関わる方は、セットを作ってくれる道具さんや組み立ててくれる方をはじめ、
カメラマン・照明さん・花屋さん・メイクさん、パネルやフリップを作ってくれるタイトルさん、
CG制作の方など、全ての方々とイメージを共有していきます。セットで大事なことは、組み立てやすさと片づけやすさ。
1日程度で組み立てて、片付けてを繰り返すこともあり、
長い物だと数年間、短いものだと数ヶ月で新しいものに変わっていくということでした。
長い間使う物も、少しづつマイナーチェンジを繰り返し、ブラッシュアップしていくということでした。また、番組によってセットにかけられる予算も違うそうです。
予算がかけられるセットは立体物を入れたりできるという事でした。
最近では、CGと合成してセットを作るなど、作り方も進化してきていているそうです。
しかし、合成をするために合わせるのも難しく時間がかかるということでした。【 十五夜会について 】
最後に、十五夜会についてお話していただきました。
山崎さんにとって、十五夜会はともに学び、遊び、高める会であること。
ここで知り合ったクリエイトイクスの佐藤さんと社内でセミナーを企画したり、
十五夜会の参加者を招待してセミナーを行なった話もしていただきました。
十五夜会をとても大切にしていただいていることが伝わり、とてもありがたい気持ちでいっぱいでした。山崎さん、貴重なお話をありがとうございました。
次回の十五夜会は100回記念
2022年10月15日(土)の十五夜会は100回記念!
プチイベントとして2部構成となっています。
昼の部と夜の部とあるので、ご都合の良い時間帯を選択できます。(両部参加も可能です!)第100回「十五夜会」
2022年10月15日(土)
1部 13:30~16:30
2部 18:00~21:00
※16:30~18:00は片付け・入れ替え作業【参加費】
1部のみ:3000円(ドリンク、弁当付き)
2部のみ:3500円(ドリンク、軽食付き)
両方参加:5500円参加締め切りは、2022年10月12日(水)です。
詳しくは以下をご覧いただき、お申し込みをお願いいたします。みなさまのご参加お待ちしております!