アドラインのコラム
  • デザイン制作
    2022.12.20
    グラフィックデザイナーとは?働き方や仕事に就くためのポイント!

    「グラフィックデザイナーとはどんな職業?」
    「どうやったらなれるの?」
    「働き方や年収を知りたい」

    グラフィックデザイナーとは、主に紙媒体のデザインを制作する職業のことをいいます。私たちの身の回りにある広告など、さまざまなデザインを手がけています。しかし、実際にグラフィックデザイナーの人たちはどのようなお仕事をしているのでしょうか?

    この記事では、グラフィックデザイナーの働き方や仕事に就くためのポイントを紹介します。仕事内容や年収も解説し、グラフィックデザイナーになる方法や必要なスキルも紹介します。

    この記事を読むと、より現場に近いイメージがつかめ自分の向き不向きを知ることもできます。ぜひ読み進めてください。

    グラフィックデザイナーとは?

    グラフィックデザイナーとは、広告、新聞、雑誌、本、商品のパッケージ、会社のロゴなど、日常生活でよく目にするものをデザインする職業です。紙媒体以外にも、ポスターや看板のデザインをすることもあります。

    お客様の目的や意向を読み取り、第三者に必要な情報が視覚から伝わるようにデザインを考え、提案する仕事です。よく似た職業に「Webデザイナー」がありますが、Webデザイナーは紙媒体ではなく主にWebサイト(ホームページ)のデザインを行います。

    媒体や制作物のサイズなどに違いがあるものの、お客様の要望を叶えるためにデザインを構築する点は同じです。

    グラフィックデザイナーの仕事内容

    グラフィックデザイナーの仕事の進め方と内容について紹介します。
    一般的には、以下のような手順で仕事を進めることが多いです。

    ①依頼を受ける

    出版社や広告代理店などからデザインの依頼を受けます。

    ②打ち合わせ、聞き取り

    打ち合わせを行い、お客様の目的や商品のコンセプト、狙いたいターゲット層などを丁寧に聞き取り、デザインの方向性を決定します。

    ③制作開始、修正

    まずは、おおまかなデザインをお客様と共有します。ご納得いただけた時点から制作を開始し、デザインに必要な素材(写真、イラスト、文章など)を集め、デザインを制作していきます。

    完成したデザインをお客様に提出しチェックを受け、ブラッシュアップを繰り返しながら修正します。修正作業は何度か繰り返される場合もあります。

    ④納品

    最終チェックが終わりお客様からOKがでると、入稿データを納品して終了です。

    グラフィックデザイナーの働き方

    業務形態や給与・年収はどのようなものになるのでしょうか。
    グラフィックデザイナーの働き方を紹介します。

    業務形態

    業務形態には、正社員、派遣社員、パート、フリーランスとさまざまな選択肢があります。企業に就職する、スキルを活かして時短で働く、フリーランスで在宅メインの仕事をするなど、自分のライフスタイルによって環境を選べるのがメリットです。

    給与・年収

    求人ボックス給料ナビのデータでは、平均年収は約426万円です。(2022年11月28日現在)

    月給だと約35万円、初任給は21万円程度が相場とされています。派遣社員は平均時給が約1,700円、パートだと約1,095円です。

    令和3年度の日本の平均年収は約443万円なので、平均より少し低い数字が見て取れます。就労の形態や場所によって大きく異なるために、上手くキャリアを積めば平均以上の年収を得られる職業です。

    グラフィックデザイナーになる方法

    グラフィックデザイナーになるには、特別な資格は必要ありません。しかし、デザインの基礎やソフトの使用方法など基本的なスキルがなければ、仕事を得ることは難しいです。

    現段階では基礎を学ぶために、ほとんどの人が美術系の大学や短大、専門学校へ進学します。大手の企業は基礎をしっかり学んだ人材を採用することが多いのも理由の1つです。

    社会人になってからグラフィックデザイナーを目指すのなら、専門のスクールに通う、独学、未経験OKの企業に転職するなどの方法があります。

    専門のスクールにはオンラインで勉強できるものもります。自分のペースで勉強できるのがメリットでもあり、短期間で効率よくスキルを習得したい人におすすめです。

    独学で勉強する場合は、費用を抑えることができる一方で、モチベーションを保ちにくい、勉強できる範囲が限られるなどのデメリットもあります。

    また、未経験OKの企業に転職するのも1つの方法です。求人は少ないものの、給料をもらいながらスキルを磨くことができ、学校では学べない現場の仕事に触れることができます。

    グラフィックデザイナーに必要なスキル

    グラフィックデザイナーには、さまざまなスキルが必要です。

    デザイン能力

    第一に必要なのは、デザイン能力です。視覚だけで情報が伝わるような構図、文字の大きさやフォント、写真やイラストの配置、適切な色づかいなど、デザインの基礎をどれだけ理解しているかが重要になります。

    デザインソフト

    デザインを制作するにはデザインソフトの使用が必須です。「グラフィックデザイナーの商売道具」といっても過言ではないので、操作スキルは不可欠です。

    傾聴力

    お客様の希望にそったデザインを制作するためには、要望や意向を上手く聞き取る必要があります。コミュニケーション能力でも「聞く力」と「聞きだす力」が重要になるでしょう。

    取得すると有利な資格5つ

    取得すると有利な資格を5つ紹介します。
    どの資格も取得しておいて損はないので、ぜひチャレンジしてみてください。

    Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

    Illustrator(R)クリエイター能力認定試験とは、グラフィックツール「Illustrator」の活用能力を測定し、コンテンツ制作のスキルを認定する試験です。

    広告代理店や出版社などの就職に有利になるほか、フリーランスや副業でも活用できる資格です。

    Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

    Photoshop(R)クリエイター能力認定試験とは、画像編集ツール「Photoshop」を使用し、操作スキルや問題解決スキルを測定する試験です。

    現場で多く使用されているツールで、ITやWeb制作会社などの就職に有利です。
    紙媒体だけでなくWebでの仕事にも活かせます。

    DTPエキスパート認証試験

    DTPエキスパート認証試験とは、パソコンを使用して出版物などをデザイン、印刷する技術や知識を認定する資格です。

    印刷物が実際にできるまでの工程を学べるために、より現場に近い知識が身につき印刷業界への就職や転職に有利になります。

    アドビ認定プロフェッショナル

    アドビ認定プロフェッショナルとは、数あるAdobe製品に対する知識を習得していることを認定する試験です。

    IllustratorやPhotoshopなど現場で必要になるソフトの基礎をまとめて勉強できます。まずはソフトの扱いに慣れたい、基礎的な知識を学びたい人におすすめです。

    色彩検定

    色彩検定とは、色の基礎や配色技法(組み合わせ方)など色に関する知識を認定する試験です。現場で役に立つ知識なので、スキルアップを目指したい人におすすめです。

    グラフィックデザイナーに向いている人の特徴

    グラフィックデザイナーに向いている人は、自分の作りたいものではなくお客様が望んでいるデザインを制作できる人です。しっかりとお客様の声に耳をかたむけ、課題を解決したり希望通りのデザインを制作したりできる能力が必要です。

    お客様の要望を聞く力、聞きだす力、そして意図をくみ取る力がある人に向いています。コミュニケーション能力が高く、プロとしてお客様目線に立てる人にぴったりの職業です。

    まとめ:デザインのことならアドラインプラスにおまかせ!

    グラフィックデザイナーとは、文字や写真、図形などを上手く組み合わせ、印刷物をデザインする職業です。簡単になれるものではありませんが、働き方やキャリアアップなどで年収が上がる可能性があるので、目指す価値は十分にあります。ぜひチャレンジしてみましょう!

    株式会社アドラインプラスには、経験豊富なグラフィックデザイナーが所属しています。お客様の要望や課題を丁寧に聞き取り、イメージとぴったりのデザインを制作させていただきます。無料相談も行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。