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十五夜会2019.12.23デザイン関係者の交流会 第73回十五夜会【ご報告】
アドラインプラスの小野です。
第73回「十五夜会」にご参加いただきまして、ありがとうございました。
今回の十五夜会は、名古屋市新栄にある「ぶくパル」さんで開催致しました。
第73回「十五夜会」参加者
・デザイン制作 8名
・イラスト制作 3名
・カメラマン 0名
・ホームページ制作 2名
・映像制作 0名
・その他 5名計17名のうち初参加の方は2名。
名古屋で活動するDTP関連の方を対象にスキルアップや交流を目的とした勉強会「DTPの勉強部屋」を主催している方。 デザインやイラスト制作、MCなどを行なっておいる方でした。交流内容
今回のメインゲストは、「おたまじゃくし」の屋号で活躍している、イラストレーターの「なるさわいつお」さんです。当日はイラストレーターとして独立するまでと、今まで書いたイラストの実績とイラストの書き方についてのお話をしていただきました。
なるさわさんは、専門学校卒業後20歳でプロを目指して活動を開始。最初はアクリル絵の具を使って絵を描くアナログの仕事からはじめました。その後、パソコンのマッキントッシュを使ってイラストを描く時代になり、マッキントッシュを使ってデジタルでイラスト制作を行なうようになります。
しかし、仕事をとり続けて行く大変さや一人暮らしをしたかった事もあり、一旦印刷会社に就職して9年程仕事をしました。でも、やはりイラストが書きたい、物作りがしたいという思いが強くなって、専門学校時代に講師をやって頂いていたイラストレーターさんの事務所に就職。そこから再度独立して現在に至るとのことです。
最近の仕事は、イラスト素材の制作、教材への挿絵、冊子のカット、携帯アプリのキャラクター制作などを行なっています。
基本はAdobe Illustratorというソフトでも加工できるようにベジェ曲線を使って作る事が多いそうで、マウスではなく、ペンタブレットを使ってイラストを描かれています。漫画を描いている人などに主力を注いでいるクリップスタジオのペイントというソフトを使ってラフを作っています。なるさわさんがイラストを作る時の流れ
はじめに、Adobe Illustratorというソフトにてフレームを制作し、それを書き出し、フォトショップで読み込み、クリップスタジオのペイントに取り込む。その後、ペイントでラフを作成しているそうです。
なぜラフからPhotoshopをそのまま使わないのかといえば、やわらかいタッチが表現できるからとの事でした。また、紙に描いて読み込むという事を以前は行なっていたそうですが、紙だと無くなってしましたり、修正がしにくい、履歴が残しにくいという事もあり、デジダルデータで取っておけるようにクリップスタジオのペイントを使うようになったそうです。ラフ作成後はPhotoshopの形式に書き出して、下絵としてIllustratorに張り込み、その上から本書きを始めるという事です。Illustratorのペンツールを使いながら、ペンタブレットでベジェ曲線で線画を作り、Illustratorのライブペイント機能を使って着色していく。
ここで注意なのが、線が繋がっていないと綺麗に色がぬれないこと。そのため、線画の下のレイヤーに塗り専用のレイヤーを作り、色づけ専用のパスを作っているそうです。そして出来たデータに対して背景を作成したり、影を作ったりなど最終の加工を施して仕上がりとなります。
Illustratorで作っておけば、パーツで差替えなどもできるので、バリエーションを作るのには便利だということでした。これは後程変更できるようにと指示があるイラストを描く時の作り方ということです。
イラストを描くのにも色々とやり方があるのだなということを感じました。次回の十五夜会
さて、来月の十五夜会は令和2年1月15日に新年会という形で、メインのゲストを決めずに参加者の皆さまの1年でやってみたい事の報告とそれを手伝える人探しをやってみたいと思います。誰かと繋がって1年間目標に向けてやりたい事がある方は、ぜひ参加して頂いて目標を語ってください。
例えば「クリエイターマーケットに出店したい」「独立したい」など。それを協力や応援できる人達をその場で募集して、マッチングしてみたいと思います。
その場で応援者がすぐに見つからなくても、参加者の皆さまには印象が残りますので、後程応援者がみつかるかもしれません。口に出す事が新しい行動の一歩になればと思います。
皆さまご参加よろしくお願い致します。