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十五夜会2022.07.18デザイン関係者の交流会 第97回十五夜会【ご報告】
アドラインプラスの小野です。
第97回「十五夜会」にご参加いただきまして、ありがとうございました。
名古屋市伏見の屋台やさんの3階会議室をお借りして行いました。第97回「十五夜会」参加者
・デザイン制作 4名
・イラスト制作 0名
・カメラマン 0名
・ホームページ制作 1名
・動画制作、映像制作 2名
・その他 7名計14名の内、初参加の方は1名で、専門学校で映像ディレクターの勉強をしている学生でした。
交流内容
今回のメインゲストは、tsuchi designの山岸美紗さんです。
● tsuchi design
https://tsuch33.amebaownd.com/豊田市在中。趣味が、石拾い。
大学時代は、プロダクトデザイン、グラフィックデザインを学ぶ。
さらにデザインを学びたいとその後入った専門学校では映像制作を学びました。
卒業後は、映像制作会社にて3年ほど勤務。
企業のプロモーションに関わる仕事、映像制作などを行なっていました。
地元の豊田に戻りデザイン事務所にて2017年からグラフィックデザインの仕事を行う。
その後、2022年7月に独立されました。今回は、ご自身の行われている活動を3つに分けて説明をして頂きました。
【 作家としての活動 】
学生時代から、作品を作っていて、イベントで販売も行っていました。
その作品を紹介して頂きました。1つ目は、恐竜コンポジション。
恐竜は外敵から身を守るために皮膚が色々な色をしてのではないかという研究がされていることから、
色々な色を使って恐竜をカラフルにデザインする作品を作りました。その他には、玉の部分に鳥を持ち手に木をイメージしたけん玉。
そして、趣味の石拾いで拾った石を使って、上流・中流・下流と拾った場所にいる
生き物などを描いて作品を作ったりもしています。この作家活動は、自分の表現の軸となるものを作品として残したかったこと。
すぐに捨てられてしまうチラシなどとは違い、ずっと残してもらえるような物を作りたかったからだそうです。【 アートマネージメントの活動 】
旦那さんが作品を作る傍にギャラリーでキュレーターという仕事をしているということもあり、
2017年に『SHIMAYAGI ART』という、アートとデザインで地域文化の活性化を目指す団体を立ち上げました。
豊田市にある公共施設からの展示の依頼をきっかけに、自分たちだけではなく、
その場に適した作家さんにも一緒に展示に加わってもらいたいという思いが強くなり、このプロジェクトを始めました。山岸さんが担当しているのは、広報物。
ロゴデザインやチラシ制作、ウェブや展示後の記録集などです。
制作されたチラシはとてもお洒落で、展示される作品を引き立てるように考えられたデザインがとても印象的でした。
このような活動は、市や県の補助金などを活用して行なっているが、資金繰り的には厳しい時が多いということで
きちんと採算が会うような活動をするというのが、今後の課題であるということでした。● SHIMAYAGI ART
https://www.shimayagi.com/【 デザイナーとしての活動 】
1年ほど前からフリーランスとして活動を開始。
ご自身のアートマネージメントの活動を知っている方からのご依頼が多いため、展示会、演奏会、展覧会などの仕事が多いということでした。アートとデザインは対義語みたいに語られるが、芸術分野の物にはアート性の大切さを感じるため、
アート性を生かしたデザインで、出来るだけ美しく、目に留まるようなデザインを心がけているということです。
また、最近いただいた仕事の中で一番大きかった仕事は、とよたまちなか芸術祭というイベント広告物の仕事です。
丸、三角、四角を入れる事で多様性を表現したデザインのロゴマークを制作。
ロゴだけでなくチラシやポスター、映像制作までも行なったということでした。今後も3つの活動を軸に行なっていきたいという事でした。
見せていただいた作品は、コンセプトがきちんとした形で作られいるため、とても分かりやすかったです。
またアート性の高いデザインが多かったのがとても印象的でした。山岸さん、貴重なお話をありがとうございました。
次回の十五夜会
さて次回の十五夜会は、8月15日です。お盆中の開催となります。
まだメインゲストは決まってません。また、2ヶ月後には十五夜会が100回目を迎えます。
そこで、100回記念として、皆様に作品を1点づつ作って頂き、展示して頂くイベントを同時開催します。
昼間しか参加できない人もいらっしゃると思いますので、昼夜の2部構成にて行いたいと思います。
ぜひ、作品を片手にご参加くださいませ。
展示サイズは決めませんが、大物を搬入される場合は、事前に小野までご相談ください。