Blog
  • みんなのいろいろ
    2021.12.27
    デザイナーの日常(18)

    こんにちは。アドラインプラスの舘です。
    今年最後の更新となる「デザイナーの日常」は、名古屋造形大学の卒展についてです。
    愛知県美術館で開催された卒展に行ってまいりました。

    名古屋造形大学卒展・大学院修了展

    名古屋造形大学は2022年春に小牧から名古屋市・名城2丁目へ移転します。
    その関係で、今回は例年よりも2ヶ月も早い開催。
    ということで年末年始の追い込み制作も出来ず学生たちは大変だったと思います。

    けどその大変さを感じさせないほど、素敵な作品が沢山ありました。

     

    素敵な作品が沢山あったので、一緒に行った友達と感心しっぱなしでした。
    (作家名と作品名は後ほど追記させていただきます。)

    時間の関係で写真が少ないですが、他にも沢山素敵な作品がありました。

    公開講座のゲストは津田淳子さん

    卒展記念公開講座のゲストは、「デザインのひきだし」編集長の津田淳子さん。
    今までに津田さんのお話を聞いたことがあるのですが、
    貴重なお話を無料で聞けるというのはありがたいですね!

    紙を一から作ったり、紙に刺繍をしてみたり、表紙が100種類パターンのある本を作ったりなど
    デザインや印刷、本や流通、全てにおいて挑戦をされている印象があるので
    デザインのひきだしを買うたびにワクワクし、読んでワクワクし、作ってワクワクし、
    デザインにまつわる楽しさと新たな知識を学ぶことができます。

    好きな仕事をずっとしているように思われるそうですが、最初は違ったというお話はとても意外で、
    編集という仕事をしていく上で、紙や印刷の面白さや、編集の楽しさを知っていったそうです。
    公開講座では、編集というお仕事をする上で大事にしていることを教えていただきました。

    聞いたお話をざっくりお伝えすると、
    〈どうやって企画を考えるか〉という話では
    ・自分がいつも困っていることを重視する
    ・編集者は素人のプロであれ
    ・自分が欲しい本を作る
    ・マーケティングリサーチをしない

    〈どんな本が売れるのか〉という話では
    意匠性:感性に訴えかける部分
    機能性:書ける・めくれる
    表現固定:紙と印刷という物質
    固定概念:本はこういうもの・こういうものはできないという思い込み
    という紙の本の強みを理解した上で、企画を考えることが大切だとおっしゃっていました。

    最近だと「デザインのひきだし」の他にも「バターの本」を発売し、話題となりました。
    日本全国で作られている100種類超のバターを紹介し
    それぞれのバターの特徴や栄養成分、オススメの食べ方、味の感想などを知れて、
    なおかつ、バターの色やパッケージがわかるように写真も掲載されています。

    http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=39638

    身近なスーパーで売っているバターは選択肢が限られているし、
    旅行先でバターをお土産に買うことは稀だと思うので、
    素敵なバターが全国各地にあると知ると、不思議とワクワクしますよね。
    この本を読むまでは、バターでワクワクする日がくるなんて想像もしていませんでした。

    津田さんは、新しいジャンルの沼に優しく招き入れてくれるな〜とつい思ってしまうほど(笑)
    世の中はまだまだ面白いことが沢山あるな、と感じることができて幸せです。

    学生たちも刺激され、さらに面白いことが生まれるきっかけになったと思います。
    私も学生の感性に触れ、津田さんのお話しを聞き、まだまだ挑戦したいな!と思った週末でした。

    デザインのひきだし最新号はこちら
    http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=4&p=45791

    ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

    第29回名古屋造形大学卒展 第18回大学院修了展
    2021/12/22(水)〜12/26(日)
    午前10時-午後6時 (24日(金)は午後8時まで 最終日26日(日)は午後5時まで)
    愛知県美術館ギャラリー A室-I室(愛知芸術文化センター8階)
    https://www.nzu.ac.jp/